R&Cツアーズ、XML ベースの予約システムで日本 IBM と協力

旅行業界では、Webサービスの連携機能を使った業界標準のプロトコルでのシステムの実稼動準備が整ってきたようです。図書館界では、連携を必要とするサービスが多いにも関わらず、Webサービスの形でのシステム連携の標準仕様の形さえも見えてないような。誰がイニシアティブを取るべきなんだろうか。

株式会社アールアンドシーツアーズ(R&Cツアーズ)は2004年12月28日、日本 IBM 株式会社の協力のもと、XML ベースでの取引先とのホテル予約システムを構築した、と発表した。新システムは2005年4月より稼動する予定。
旅行業界では、日本旅行業協会がB2Bのデータ交換フォーマットとして Travel-XML を制定するなど、企業間でのホテル予約の照会にXMLを利用したデータ交換方式への取り組みが始まっている。
今回、R&Cツアーズでは、企業間でのデータ統合を実現する IBM のソフトウェア WebSphere Business Integration Server Express(WBI Server Express)をミドルウェアに採用することで、XML に対応する他、WBI Server Express のアダプターの設定をするだけで各企業独自のデータ交換仕様に対応できるシステムを構築する。