米ヤフー:有料コンテンツを一括検索できる新サービス

通常のウェブ検索では結果に現れないいわゆる深層ウェブの検索サービスです。今後このようなデータベースやアクセス制限のあるコンテンツに関してもインデキシングして、検索できるようになるサイトが多くなると思われます。

米ヤフーは15日(米国時間)、有料会員制などのウェブサイトの情報を検索できる新サービス「ヤフー・サーチ・サブスクリプションズ」のベータ版を公開した。通常のウェブ検索では結果に現れない有料コンテンツをまとめて検索可能。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙など提携サイトを対象とする。
 経済紙・誌や業界団体、調査会社などのウェブサイトで、閲覧に会員登録が必要なものを一括して横断検索できる。当初は、WSJのほか、フィナンシャル・タイムズ米国電気電子技術者協会IEEE)、調査会社のフォレスターリサーチなどの計7サイトを対象としている。近く、米計算機協会(ACM)など4サイトが追加される予定。
 ヒットしたページを閲覧するには、そのサイトで会員登録をするか、対応しているサイトは記事単位で購読する。会員制サイトから情報を探すには、これまで各サイトごとで検索しなければならなかったが、効率を高められる。コンテンツホルダーにとっても、新規会員の開拓と売上増が期待できる。【高森 郁哉/Infostand】