国内検索事業者が語る“サーチエンジン 2.0”とは

検索サービスは切磋琢磨してどんどん進化していきます。このセミナーでは今後の検索サービスの方向性が垣間見れます。このような民間ポータルがユーザニーズを引き出す形で強化拡充している状況において、公的機関のサービスのあり方は、信頼性の高い情報源として、いかにこれらのポータルを利用して、利用者に提供していくかを考えていくべきなのではないでしょうか。

  • Ask.jpでは、検索サービスは意志決定の全てに関わるプロセス。単に言葉の意味などを調べるだけでなく、行為や結論を導くソリューションプラットフォーム
  • gooは、日本人の行動支援メディアだ」と日本国内の技術
  • Yahoo!の検索ビジョンというのは、単に情報を探すというだけではなく、個々人の多様な知恵や知識を共有する方向になる

井上氏は「携帯電話や情報家電はインフラ。その先で、ユーザーのニーズに応じて検索結果を返すのは、パーソナルサーチでありシェアドサーチ。人間は、どこまでいっても自分の知りたい答えを求めるものなのだ」という。ここでいうシェアドサーチとは「教えてgoo」や「Yahoo!知恵袋」などのような知識共有型サービスのこと。「Web検索は全般的なことをカバーする。その上に特定的な分野をカバーするバーティカルサーチ、さらに個人の情報や興味などをカバーするパーソナルサーチが存在する。インターネットの本質はコミュニケーション。最終的にコミュニケーションに繋がるサーチのひとつがシェアドサーチだ」。