デジタル資料保存リポジトリの動向 [CA1561]

保存システムへの要求機能として、これを基本的な設計要件とするだけでも、構築イメージが相当明確になると思われる。

# メタデータはデータベースに蓄積すると同時にコンテンツデータにも添付して二重に保持する。データベースは高速な検索のため,コンテンツへの添付は,リポジトリの外にコンテンツが出ても,それだけで自己定義できるようにするためである。
# メタデータの記述方式としてはMETSを使う。静止画像メタデータに関してはZ39.87/MIXを使う。
# OAIS参照モデルをリポジトリ設計の枠組みあるいは出発点として使う。ただしこのモデルを超える機能やサービスが追加できるような柔軟性を保つ。
# リポジトリ内に複数の版およびそのすべてに対するメタデータを保持する。特にオリジナル版を保持し,将来,より良い保存方法が見つかった場合に備える。
# デジタル保存はまだ発展途上なので,複数の保存手法を採用すべきである。