デジタルコンテンツ白書:市場発展は既存業態の脱却がカギ

白書によると世界のコンテンツ市場は約124兆円。米国が約51.7兆円で世界シェアの41.6%でトップだが、日本の約12.8兆円は世界シェアの10.3%を占め、中国の約2.1兆円、韓国の約1.5兆円と比べても決して低い数字ではない。しかし、成長率をみると、日本が2.3%に対し、中国は13.1%、韓国は6.5%、米国は5.5%。日本は世界平均5.2%の半分にも達していない。

今後も成長が期待されているものの、映像、音楽、ゲーム、図書・新聞などコンテンツ産業は、その流通を担うメディア産業の下請け的な生産部門と位置づけられてきたため、産業基盤を備えているとは言いがたいという。ち密なマーケティングによる収益性の向上や、自立した産業への確立が求められている。

小さな企業のほうがいいコンテンツを作ってくれると思ってましたが、たしかにコンテンツの質は俗人的で、大企業が受注して作成能力の高い下請けで実施しているのが現状ですね。