IBM、未来派のマルチメディア検索技術「Marvel」を開発 - CNET Japan

GoogleやYahooのような現行の検索エンジンを使ってビデオクリップや画像を見つけ出すことは可能だが、これらの技術はファイルのなかに含まれる画像自体に検索をかけているわけではない。こうした検索エンジンは、ファイルの下に付けられたテキストを利用する仕組みになっており、そのためごく少数のファイルしか探し出せず、しかもこうしたファイルにはきちんとした記述が加えられている必要がある。
手作業による注釈付けと対照的に、Marvelはたとえば「屋外」「屋内」「街の風景」「エンジンのノイズ」など、内容を示す修飾語句を使って、ビデオクリップを自動的にカテゴリ分けするように設計されている。
 Marvel の開発に携わる研究チームは、現在各地の図書館や、CNNなどのいくつかの報道機関と協力し、あるプロジェクトに取り組んでいる。同チームは今年8月にケンブリッジ大学で開かれたカンファレンスで、この技術の初めてのプロトタイプを披露した。このプロトタイプでは、200時間を超えるニュース映像を納めたデータベースに検索をかけ、100の異なる記述語を使って、さまざまな場面を分類/特定することが可能だ。IBMでは来年4月までに、記述語の数を 1000まで増やしたいと考えている。

ネットワーク上のこのような資源にきちんとした記述メタをつけることは困難。従来のようにきちんとしたメタをつけて、それをキーワード検索するような方法では、膨大な情報に辿り着くことはできない。このようなアイデアを使って、情報に辿り着けるようにするための情報と仕組みを考えていく必要がある。

Quoted from http://msknx.dip.jp:8080/xoops/modules/wordpress/index.php/archives/2004/10/01/ibmmarvel-cnet-japan/