「PCでスパコンレベルの処理ができるようになる」--インテルCTO、未来を語る - CNET Japan

放送メディアのコンテンツのデータ量が、全世界で42万254テラバイト。なかなか創造できない数字だが、今後は映画、放送の世界でなくても、インターネットの世界で動画を含むコンテンツが増えていくのは容易に想像がつく。デジタルアーカイブの構築を目指す機関は、この規模の数値を念頭において設計していく必要がある。

それから、PCでスパコンレベルの処理ができるようになると言われてから久しく、グリッドコンピュータも研究開発レベルを越えているはずなのになかなか普及しないのは何故?未だに高価で低機能の負荷分散システムを使わなければならないのが不思議。

ゲルシンガー氏は、米国の放送メディアコンテンツのデータ量が1万4893テラバイト、全世界のフィルムコンテンツ量が42万254テラバイト存在するといった現状を述べたうえで、テラ時代の幕開けを告げ、それだけのデータを処理するコンピューティング性能が今後も必要とされると説明する。そのなかで同社が提唱するのは、データのRMS(Recognition:認識、Mining:抽出、Synthesize:合成)を実現するアーキテクチャだ。「テラ時代では、この3つを同時に処理できるテラフロップスの処理能力が必要となる。技術革新は今後も続き、スーパーコンピュータ・オン・チップが実現するだろう。つまり、PCでスーパーコンピュータレベルのことができるようになる。これでコンピューティングの世界は新たな変貌を遂げる」