データセンター内の情報機器を自動的に制御しシステム管理コストを低減するグリッドミドルウェアを開発

(1) IT機器、ネットワーク機器および業務アプリケーションの制御方針を記述したポリシを相互連携させることにより、負荷状況に応じて各業務システムへの最適なリソース配分を自動的に決定するポリシ連携自律制御技術。
(2) 上記(1)のリソース配分を実行する際に、リソースの割当・削除といった高レベルなポリシ記述から、これを実現するための具体的なIT機器やネットワーク機器の設定変更手順を、機器ベンダの違いやネットワーク構成に依存せずに導き出すIT/ネットワーク仮想化技術。
 本グリッドミドルウェアは、システム運用管理方針を記述したポリシを基に自律的なリソース制御を実現するもので、業務システム全体のリソース利用効率を向上させるとともに、運用管理コストの軽減が可能になります。これにより本格的なビジネス向けグリッドコンピューティングの実用化の目処がつきました。

システムを最低限の規模で立ち上げ、必要に応じてベンダーに依存せず追加して、常に適正規模で立ち上げる技術も実用段階になってきています。