小中高校のIT教育環境の整備促進に取り組む「教育情報化推進協議会」

小中高校のIT教育環境の整備促進に取り組む「教育情報化推進協議会」が27日、発足した。東京都内で開かれた設立総会では、教育界、産業界が協力してIT教育環境の整備のために自治体にIT整備を訴えたり、教員研修を実施したりして、教育の情報化を後押しすることを決めた。
整備は進捗状況は芳しくなく、校内LANの整備率は37%、ITを使って指導できる教員は60%など2005年までの目標達成が危ぶまれている。さらに地域格差も大きく、校内LANの整備率は都道府県ではトップの岐阜県84%に対し、最低の東京都は8.9%、市レベルでは100%から0.2%まで、大きな差がついている。
 この原因として、教育の情報化の必要性が地方自治体に十分周知、理解されていないこと、国の教育の情報化予算は地方交付税で措置されるため、必ずしもITに使われていないことなどが指摘されている。>