郷土を活字に「岡山文庫」創刊40年の藤原英吉さん

「郷土のすべてを活字にする」。壮大な目標を掲げて創刊された岡山文庫シリーズ。40年間に刊行されたのは実に230巻にのぼるが、その創刊からかかわってきた。
 テーマは、自然や歴史、美術、産業など多岐にわたり、「100巻で岡山を網羅するつもりが、とても無理だった」。
終戦直後は活字に飢え、中学校の図書室にあった300冊を3年間で読み尽くした。関西大時代は小説家を志したがかなわず、岡山へ戻り親類のつてで入社。そこで出会った先々代社長が、高度経済成長で変ぼうしていく郷土を記録しようと打ち出したのが同文庫。

郷土資料として大変立派なもののようです。このような資料が地域の公共図書館からデジタルライブラリとして公開されると、全国の郷土資料の遠隔地から見られるデジタルアーカイブとして有用なものになると思います。