米ソフトメーカー、MS Officeメタデータの危険性を警告 - CNET Japan

「Microsoft(製ソフトを使って作成された)文書内に隠されているメタデータは25種類ほど存在する」と語るのは、Workshareのプロダクトマネジャー、Matthew Brownだ。「複数のユーザー間で使い回される文書の数が多ければ多いほど、リスクは高まる」(Brown)
文書内に隠れ、それを見れば文書作成者から削除されたテキストまであらゆる情報が分かるメタデータは、企業にとってリスク要因となっており、その危険性は高まりつつある。英国のTony Blair首相は昨年、彼の主張するイラク介入の正当性を高める目的で書かれた文書に、英政府の公式な立場を否定する内容のメタデータが含まれていたことから、窮地に立たされた。またLinuxを敵視するSCO Groupが作成した法的文書のメタデータをCNET News.comが調査した結果、同社が当初、Bank of Americaを提訴する計画だったことが分かった。

セキュリティ上も確かに大きな問題だと思います。ただメタを削除するのではなく、これを機に、文書のメタは正しく付与しなす動きになってくれるといい。