大手音楽レーベル3社が新興P2Pサービスと提携

P2Pが音楽会社で認知されて以来、一気に合法的なサービスとして立ち上がりそうです。電子書籍などの他のデジタルコンテンツの流通手段としても真剣に適用を考えていかなければなりません。

米ワールド・メディア(Wurld Media)社は24日(米国時間)、現在開発中のP2Pファイル共有サービスから、米ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント社、米ユニバーサル・ミュージック・グループ社、米ワーナー・ミュージック・グループの社保有する音楽コンテンツを購入可能にすることで3社と合意したとblank>発表した。
 P2Pサービスの名称は『blank>ピア・インパクト』(Peer Impact)で、2005年第1四半期にベータテストを予定している。独自のビジネスモデルにより、楽曲、ビデオなどの各種デジタルコンテンツを合法的に購入・共有する手段をユーザーに提供するという。
同サービスでは、各ファイルがネットワーク上で共有されるごとに、アーティストと著作権者に正当な報酬が支払われる仕組み。ワールド・メディア社のグレッグ・カーバーCEOは「配布コストを最小限にすること、閉じたネットワークの中で合法的なファイル共有を可能にすることで、ピア・インパクトはP2Pを革新する」と述べている。