富士通/日立/NEC、Webサービス仕様実装ミドルウエアを無償公開 - nikkeibp.jp - 注目のニュース

Webサービス向けの高信頼メッセージング仕様を実装したミドルウェアが、富士通、日立製作所、NECからオープンソースで公開されました。
経済産業省によるビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト活動の一環として開発されたそうです。
Webサービスの普及が加速化されることが期待されます。

富士通、日立製作所、NECの3社は、Webサービス向け高信頼メッセージング仕様「Webサービス・リライアビリティ(WS-Reliability:Web Services Reliability)」を実装したミドルウエア「Reliable Messaging for Grid Services(RM4GS)」をオープンソース化した。3社が11月26日に明らかにしたもの。情報処理推進機構IPA)のblank>Webサイトで、無償公開を始めた。
WS-Reliabilityは、3社を含むIT企業グループが開発し、国際的な標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)で標準化を進めてきた仕様。11月15日にOASIS標準として承認された。同仕様により、通信中にメッセージが失われたり、同じメッセージが重複して届いたりすることのないWebサービス構築が可能となる。
3社が開発したRM4GSを使用すると、さまざまなアプリケーションから高信頼メッセージング機能が利用できる。その結果、アプリケーションが独自に通信の信頼性を保証する必要がなくなり、開発の費用削減と期間短縮につながるという。さらに、RM4GSのオープンソース化により、「高信頼メッセージング機能を提供するソフトウエア製品の普及が進み、信頼性の高いWebサービス・システムを、より短期間、より低コストで構築できる」(3社)