セキュリティ強化したP2Pファイル共有ソフト、NECが開発

P2Pを使った共有システムの開発が加速してます。デジタルアーカイブの連携には、このような技術が大きな役割を果たしていくと思います。

NECは、P2P(ピア・ツー・ピア)でファイル共有するためのソフト「P2PWeb」を開発した。ファイルのアクセス権限や通信記録を管理する機能が特徴。NEC情報システムズが来年後半に、P2PWebを使ったシステム構築サービスなどを開始する計画である。東京ビッグサイトで12月1日から3日まで開かれた展示会「iEXPO2004」において、NEC情報システムズが参考展示した。
 P2Pソフトには、どのパソコンにどのファイルが保存されているかをサーバーで管理する方式と、端末側で分散して管理する方式があるが、P2PWebは後者の方式を採る。サーバーに処理が集中してボトルネックになる問題を回避できる。格納場所の検索を高速化するために分散ハッシュ技術を用いる。>