Wired News - 『トピックマップ』で検索精度を向上 - : Hotwired

ひさしぶりにトピックマップの記事です。必要な情報に的確にたどり着けるようにするための技術として注目しています。ナレッジデータベースを構築している機関やGoogleとかの検索エンジンを提供しているサイトがどのように考えているか聞いてみたいと思います。

データベースや検索エンジンを使うと、人や物事について膨大な情報を即座に得られるが、その多くの検索結果は、たいてい当たりと外れが混在している。より適切な検索結果を引き出すために米国政府など各組織が採用している手法に、『トピックマップ』によるデータのインデックス化がある。〜中略〜
トピックマップというのは高度なインデックス技術標準で、言葉を他の事柄との関係性に基づいて分類することによって検索能力を向上させる。たとえば、『ウィリアム・シェイクスピア』というトピックは、シェイクスピアについての論文、シェイクスピアの戯曲、シェイクスピアからの有名な引用などに結びつけられる。〜中略〜
たとえば、『Google』(グーグル)で「Franz Ferdinand」(フランツ・フェルディナンド)という語を検索すると、オルタナティブ系ロックバンドと、バンド名の由来である暗殺されたオーストリアの皇太子が、検索結果の中に混じって表示される。トピックマップを使用してデータを整理すれば、音楽に関するリンクと歴史に関するリンクが別々に表示されると、ドゥルソー委員長は語る。「ユーザーの立場から見る(トピックマップの)利点は、検索対象について世界中で知られているすべてのことと格闘する必要がなくなるということだ」〜中略〜
フリーズ氏によると、Googleなどの検索エンジンがトピックマップを利用すれば、インデックス付けされたウェブページを変更することなくウェブ検索の精度を向上させられるだろうという。『オープン・ディレクトリー・プロジェクト』はすでにトピックマップを利用しているとフリーズ氏は語った。