@IT:1000CPUでグリッドを体感、「Grid Challenge」開催へ

今年は、グリッドコンピュータの今後を左右する大きな動きがありそうです。今後5年で稼動する大規模システムでは、グリッドコンピュータの技術が活用されたものになると思われます。

情報処理学会などが主催する基盤システムに関する学会「先進的計算基盤システムシンポジウム」(SACSIS:Symposium on Advanced Computing Systems and Infrastructures)は、産業技術総合研究所など各研究機関のコンピュータ・リソースを統合して1000CPUの分散環境を構築、学生や企業に提供しグリッド・コンピューティングの高度な利用を競わせる「Grid Challenge in SACSIS2005」を1月末に始める。〜中略〜
関口氏は科学技術、ビジネス、標準化、インフラの4分野について説明した。科学技術では実験的なグリッド環境が世界中で構築され、今後はその効率的な運用やアプリケーション、長期間の実運用が焦点になると述べた。5年後に通じる「高度コンピューティング環境のイメージが固まってくるだろう」と語った。