図書館

改正著作権法が参議院で可決・成立

著作権法の運用の大きな転換。デジタル化やウェブアーカイブが加速されるものと思われます。 国会図書館における所蔵資料の電子化や、ネット販売に伴う美術品などの画像掲載、情報解析研究のための複製、障害者向けの録音図書や映像に対する字幕・手話の付加…

公衆無線LANで図書館が『情報発信拠点』になります

神奈川県立図書館ででも、持込PCを無線LANに繋げて利用できるようになりました。 図書館蔵書を閲覧して調べた内容により、PCで調査資料を作成して、それをその場でメール送信できるようになります。図書館に対するごく自然のニーズへの対応です。 神奈川県立…

DORAの図書館日報: 生活支援という理想

図書館として重要な観点の指摘がされています。 「如何なる資料を集めそれを蓄積するかという所に戻って来るのではないかと思うのですよ・・・。」(引用)。 やはり、その図書館の置かれた立場をしっかり押さえて、状況に応じてきちんと役割を果たせるよう…

「団塊」退職に備え、熟練の技DB化ソフト開発 経産省

団塊の世代が持っているノウハウは中小企業の熟練工の技術だけでなく、図書館を支える司書の知識なども同じ。その人が退職することにより、長年蓄積した知識も一緒に失われて、組織には残らない。人が持っている暗黙知を形式知化して、ナレッジベースとして…

IT社会で求められる経営者の能力とは(茂木健一郎):前編

求められる能力の質が大きく変わってきている時代において、その能力を高めることを支援する機関や組織は、時期を逸せずに、新たな役割を果たしていかなければならないと思う。 実際、脳はIT社会以前とは全く違った使われ方をしています。 例えば「学校の教…

図書館から本が姿を消す--米大学が進めるデジタル化の現状 - CNET Japan

このような状況において、図書館が何をしていくべきかを考えるのに参考になる記事です 「図書館が、たくさんの書物を集めた場所だと思われていたのは、ずっと昔のことだ」と、スタンフォード大学の図書館員で、同大学の学術情報リソース担当ディレクターを務…

asahi.com: 文字・活字文化振興法が成立 「言語力」育成目指す??-??政治

リテラシーの教育は必要だが、ポットな情報がデジタル化されて迅速にインターネットで流通する時代において、「情報処理」のリテラシー教育にも力を入れなければならないという意味も含んでいるのだろうか。図書館はその役割も担っていると思う。 読書週間初…

「デジタル岡山大百科」の電子図書館サービス

外部とのインターフェースを含めて、しっかりとしたトータルコンセプトで構築されているサービスです。このような機関の成果を広く展開することにより、日本全体の電子図書館サービスが発展していけると思う。 情報管理のメカニズム 「デジタル岡山大百科」…

ちょっとしたメモ - ダブリン・コアの新プロパティ

コレクション・タイプやスキーム要素と組み合わせて、コレクションの種別を記述する語彙らしい。コレクション・タイプもまだ草案ということですが、従来のように独自にメタタグ、語彙を作らずに、この仕様を先取りして使っていけると思う。 6月13日にDC Usag…

ニューヨーク公立図書館:オーディオブックをダウンロード提供

図書館内で利用できるようにした次のサービスとして、このような保護機能を実装して提供する方法の実践例として参考になると思います。 米ニューヨーク公立図書館は13日(米国時間)、オーディオブックのファイルをダウンロード提供する新サービスを開始した…

国会図書館のウェブ・アーカイブ構想

紙からデジタルに移行している現実において、デジタル情報を収集に保存することの重要性が共通認識になるにはまだ時間がかかるのでしょうか。 今日、まったくの偶然から、国立図書館の館長さんのスピーチを聴く機会がありました。 書籍に関する集まりでのス…

政治・自らの「権利」を葬り去った国会――国会図書館法の改正

国会図書館法の改正に関して続報がありました。 今回の館長格下げの法改正は実質的に官僚館長を固定化することになったのである。では、なぜ官僚館長では駄目なのか。官僚の立場では内閣の方針や政党会派の圧力に抗しきれないからである。そのような圧力から…

国会ウオッチ!・国会NOW:憲法の弟分を改正 国立国会図書館法

このような趣旨が、これからも尊重されるように、国会も当初の役割を果たす努力をしていく必要があると思います。 「日本が民主国家になるために、国会・立法府が行政府、とりわけ官僚に対抗する立法機能を持つことの意義が強調されたという理想に基づいてつ…

図書館員の愛弟子: 「真理がわれらを自由にする」を検討する : まとめ

図書館のあり方を再認識する意見。ちょっとコメントしかねますが。 図書館は共同体主義的なサービス提供しかできないとは言え、精神的自由に関わる社会制度だ。その精神的自由に関わる制度が、少数者であるかもしれないが個人の精神的自由、表現-思想-信仰の…

青空文庫対応のiアプリ型テキストビューワ「reate」が1年ぶりにアップデート

青空文庫の書籍をPC上で加工して、媒体経由で携帯電話に移して、iアプリで閲覧するようです。少々手間がかかりますが、パケット料もかからず、たくさんの電子書籍を持ち歩いて読めます。 「reate」は青空文庫作品のルビ表示や縦書き表示などにも対応したフリ…

急増する「オープンアクセス」方式の学術誌

オープンアクセスの学術誌の課題と今後の方向に関して参考になる記事です。 オープンアクセスの次はどうなるのだろう? ブラックウェル・パブリッシング社では、旧来型とオープンアクセス方式を混ぜたハイブリッド方式の開発に取り組んでいる。執筆者が希望…

初代帝国図書館長の遺品資料を公開同志社大 設立建議書の草稿など

こういう資料が同志社にあったのですね。図書館として、デジタル化してインターネットで公開されるといいですが。 同志社大が所蔵する初代帝国図書館長、田中稲城(1856−1925)の遺品資料の整理がこのほど終わり、4月から研究者に公開されることに…

関西デジタル・アーカイブ

なかなか意欲的な構想です。このようなデジタルアーカイブが全国に多数あって、それぞれのアーカイブの中のコンテンツへナビゲーションするのがデジタルアーカイブポータルの役割だと思います。 デジタルアーカイブ構想とは、有形・無形の文化資産をデジタル…

奈良県生駒市図書館、電子書籍端末の貸し出しサービスに着手

電子書籍が増えてきた場合の図書館サービスのあり方のモデルケースになると思います。 同図書館によると、上記は市民へのソニー製電子書籍端末「LIBRIe(リブリエ)」および松下電器製端末「ΣBook(シグマブック)」の貸し出しサービスで、2日に生駒市が発表…

Wired News - 『iPod shuffle』でオーディオブックを貸し出す図書館 - : Hotwired

米国では、図書館で、iPodを使ったオーディオブックの貸し出しサービスが試行されています。日本ではまだオーディオブックそのものが普及していませんが、満員電車での通勤途上で本を読むかわりに聞くことができたら。 新しい『iPod』(アイポッド)をチェック…

「INTERNET magazine」、バックナンバーをPDF化 - CNET Japan

さすが電子出版に力を入れているインプレスの理想的なビジネスモデル。バックナンバーを出版社自身がデジタル化し、直近のものは有料で提供し、ある年数が過ぎたものは無料で公開する。すべての出版社が、冊子体の出版物と電子書籍の位置付けを、このような…

著作権保護期間の70年延長に反対する

「著作権保護期間の70年延長」に対する青空文庫の活動を、大きな世論として広めていきたい。 元旦は青空文庫にとって、新しい作家を迎える節目だ。 だが、数年後からその後20年間にわたって、私たちは、著作権切れの作家を迎えられなくなる可能性が出てき…

R&Cツアーズ、XML ベースの予約システムで日本 IBM と協力

旅行業界では、Webサービスの連携機能を使った業界標準のプロトコルでのシステムの実稼動準備が整ってきたようです。図書館界では、連携を必要とするサービスが多いにも関わらず、Webサービスの形でのシステム連携の標準仕様の形さえも見えてないような。誰…

書店の倒産、増加続く ネット書店・コンビニが影響か

図書館も時代のニーズにあった付加価値のあるサービスを提供していかないと、同じ道を歩むようになってしまう。 「ハリー・ポッター」「世界の中心で、愛をさけぶ」などのヒットに今年恵まれた出版界だが、町の小さな書店にはすきま風が吹く。民間信用調査会…

災害対策:1200kmの遠隔ミラーリング実証 新しい伝送方式採用

巨大なストレージの災害対策は、媒体によりバックアップは無理。このような技術を活用してミラーリングをしていかなければならないですね。数年後の導入を目指して今から構築計画を立てないと。 地震災害の危険性を常に抱えている地震国日本。多くの企業が拠…

電子書籍コンテンツ販売 パソコンでも閲覧可能

��bookがあまり普及していないので、パソコンでも見られるようにするっていうことでしょうか? 電子書籍コンテンツは、同サイトからダウンロードできる電子書籍の管理ソフトウエア「ΣBookArchive(シグマブックアーカイブ)」に登録。パソコンで読む場合は、…

国会図書館、国内Webページの収集・保存を行なう答申

答申の内容を最も正確に記述した記事。この記事も将来なくなってしまわないように長めに引用させていただきます。 収集しなければならないというのと、収集できるでは大きく違います。インターネットで「放送」に準ずる情報が流されているものをどうするか、…

国会図書館、ウエブサイトも06年から保存へ

記事の内容の正確さはともかく、多くのBlogでコメントされています。これらの意見の中には第三者的な意見でなく、意見聴取として見れば、今後の参考になるものも多くあります。今後に向けて意見を分析したほうがいいと思います。 国内で出版されるすべての書…

青空文庫における書誌データのとりかた

青空文庫の書誌データの取り方が変更になりました。他の同種の書誌も、青空文庫と同様の目録規則で作成すれば、統合検索できちんと同定できるようになります。他のデジタルアーカイブでの適用を期待します。 データベースに記録し、青空文庫「総合インデック…

検索エンジンが回答エンジンになるとき

ちょっと古い記事ですが、ポータルサイト、検索システムが持つべき機能と、ウェブサイトでの対処に関して、とても参考になる考えが提示されています。ここに書かれているような問題意識を、市場動向として認識して、機能設定する必要があります。 よいサイト…