米EarthLink、SIPを採用したP2Pファイル交換ソフトのプロトタイプを公開 〜SIPをP2Pの共通プロトコルに

SIPは、IP電話やインスタントメッセンジャーの場合のように1対1あるいは複数間の通信を管理するためのセッション管理用プロトコル。SIPを使ったアドレス名は、「ユーザー名@ドメイン名」という形をとる。現在のところはIP電話に使われており、MP3.com創業者Michael Robertson氏が創業した「SIPPhone.com」(国内ではライブドアが販売)などが有名だ。
今回公開されたSIPShareでは、SIPを単なるセッション管理だけでなく、あらゆるP2Pアプリケーションの共通プロトコルとして使用できることの実証を目指す。SIPが音声と映像のやり取りだけでなく、P2Pソフトの開発にとっても極めて重要であることを実証するという。

P2Pアプリのプロトコルの共通仕様に関しての実証実験が進めばP2P技術を使った新しいサービスの出現が期待できます。