行政機関で着実に進む「RSSで情報公開」

米国では、政府機関がホームページの最新情報をRSSで提供し始めています。デジタルアーカイブのポータルを構築する上で、各データ提供サイト側が検索されやすくするための手軽は方法の一つとして普及が期待されますが、日本ではまだまだです。一層のプロモーション活動が必要です。

この見方に従うなら、blank>米農務省全国農業統計局(NASS)というあまり知られていない政府機関が10日(米国時間)にblank>『RSS』形式による最新情報の配信を開始したことは、RSS技術が主流に乗ったことの表れと言えそうだ。RSSを利用すれば、ユーザーはサイトに一度登録するだけで、変化するコンテンツを自動的に自分のコンピューターに受け取れるようになる。
しかし、行政機関でRSSの時流に乗ったのは、NASSが最初というわけではない。地方、州、国の他の行政機関も、無理なく情報を人々に広める方法として RSSの導入を始めており、その流れはまだ目立たないものの、着実に成長していることは確かだ。行政情報というのはほぼ例外なく、誰かの役に立つものであり、各機関で情報公開を担当する職員たちは、人々が必要な知識を苦労せずに入手できる理想的かつ安価な方法として、RSS技術を評価している。
〜中略〜
マシューズ氏によると、RSSフィードは、行政機関のウェブサイトという分野では広報ツールとして役立つという。こうしたサイトは、RSSがなかったなら、多くの人の目に触れることはおそらくないはずだ。
 「ユーザーは多数のRSSフィードを登録し、情報を受信するうちに(ある行政機関の)サイトに面白そうなものがあることに気づき、そのサイトを訪れるようになるだろう」