書籍のデジタル化、マイクロソフトが大英図書館と提携 - CNET Japan

最近、Microsoft、Amazon、Yahoo、GoogleInternet Archiveなど各社が、著作権付き、著作権切れの書籍のデジタル化と、全文検索、販売などの動きが活発です。この辺で、一度相関関係とカバレージを整理しないと、混乱してきた。
また、図書のデジタル化とデジタルコンテンツの収集、提供が一元的に展開されつつある状況で、今後の事業の方向性の再認識が必要ではないか。

 例えばGoogleは、議論を呼んでいた、著作権付き書籍のデジタル化作業を再開する計画を同3日に重ねて強調した。また、同4日にはAmazon.comとRandom Houseが、書籍をデジタル化してコンテンツアクセス権を販売する計画であることを別々に発表している。
 一方、Microsoft、Yahoo、Internet Archiveなどの各社は、世界中の書籍と公文書をデジタル化し、どの検索エンジンからでも検索可能にしようというOpen Content Allianceプロジェクトに参加している。Open Content Allianceでは、著作権消滅状態、つまり著者が作品の読み込みを許可したものについてのみデジタル化する計画だ。
 Microsoftと大英図書館との提携では、来年までに約10万冊の蔵書をデジタル化することになっている。著作権保護期間を過ぎた書籍がデジタル化され、新しいMSN Book Searchサービスから検索できるようになる。同サービスは、2006年には公開ベータテストが開始される見通しとなっている。